1月紀行文 欧米鉄





1月26日(水)欧米鉄
 昨日失敗した朝の客レシルエットを「午前の丘」の橋で試みてみようとのことで話はまとまって
いた。一番乗りしていたので良かったが欧米人団体がドヤドヤとやってきて丘に登っているな
か、一人だけシルエット側に降りてきた。ほかの諸君はどのように撮るのか興味のあるところ
だ。ジリジリと待っていると日の出を迎えてしまい焼け色のシルエットタイムは終わり、橋脚に
太陽を上手く隠してなんとかまとめてみたがどうなることやら・・・。直ちに追いかけを開始する
がさすがに客車は足が速くて習家段駅発がぎりぎりの選択だった。たしか信号が腕木だった
のでまあいいかと現場到着すると、なんと信号機が色灯式に変わっていて唖然とするがもう移
動はきかないので正面狙いに変更した。速攻で国道を走り出し小興隆地先で絶気のポワポワ
煙ながらサイド光ポイントで撮れた。
客レ撮影場所のさらに小興隆地寄り
がSカーブとなっていてなかなかの好
場所である。客レと査布嗄を交換で出
てくるはずの西行を待つと、無風バク
バクの重連で縦300アングルと70−
200手持ちの両方とも良い感触を得
る。この列車は予想では衛門廟で東
行と交換すると踏んで習家段の集落
横ポイントに行くと、車体の短い
IVECOに乗った欧米人グループに出
会う。彼らとはもうすっかり顔見知りと
なった。コーヒーなど飲みながらやけ
にのんびりしている連中だなと見てい
ると、東行はすでに行ってしまったとい
うことだった。汽笛が聞こえたので丘
から流し撮りしてみる。追いかけして
午前の丘に戻ってきれいに煙がたなびいてくれたので、これでここは卒業だねと師匠と顔を見
合わせる。
達日其嗄−査汗哈達はまだ見ていない場所が多く国道から
村に入り凍結した川を渡る。表層は融けだしていてクルマが
載るとミシミシと音がして不気味だが問題なく渡ることができ
た。あまり通りたくはないが他に道は無いのでやむを得ない。
大きなSカーブまで行くと絶気の東行が通過し林東あたりで交
換かなとしばらく待つとやってきたのは単機の7105だった。 
 今日は査布嗄に泊まることにしていたので、衛門廟でのバ
ルブはやめてどこかで夕方の客レをシルエットでやろうと線路
の向きと勾配を検討するがどうにも見つからず、習家段発を
無理やりまとめた。まだ明るさが残っていたので先に宿に向
かい予約だけ入れてから、真っ暗になった折返段にて月や星
などを入れてバルブに励む。まずまずの光源で撮れる位置に
は2両のQJが停まっていてラッキーだった。 

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1月紀行文 ギラリ
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