総書記閣下の執務室


  生前、中国芭石鉄路へ撮影に出掛けた時のカットです。站近くの商店で買い求めたビール
ですが、いざ呑もうとしたらコップかせ無い。そこでペットボトルの上1/3をカットしてご満悦の
様子でビールを注がれている総書記閣下です。    湘南チサ區様  撮影


 築堤整備工段のメンバーであり、また同じ国労組合員であった総書記閣下は17年02月26
日(日)15時52分に不慮の事故でお亡くなりになりました。享年56才でした。早すぎる死で残
念でいたたまれない悲しみに襲われました。
  彼と出逢ったのは組合の集会ではなく鉄ちゃんの途中でした。記憶だと95年の釜石線を走
った雪のD51498号機の撮影で暗い花巻駅の待合室で”私も国労です”とご挨拶していただ
いたのを鮮明に覚えています。その後、彼の強い要望から一緒に中国へ現役蒸機を撮影に行
くようになって急速に親交があつくなりました。
  築堤整備工段には多くの酒豪がそろっていますがその中でもトップ3に入るのは間違いない
と思います。ひょっとすると断トツで一番の酒豪かもしれません。呑むと底なしになり私から言
えば酒豪の部類に入る湘南チサ區様も蒙Aさんも舌を巻いた程でした。酒絡みではその武勇
伝は数多くありますがとにかくとことん呑んで寝ると言うイメージが強くありました。
  また彼は国労組合員であるが故に反会社側社員=ならず者とされ、会社側から睨まれてベ
ンティングに配属となり駅ホームで清涼飲料の補充作業をしていた時代もありましたが、強靭
な意志を持った彼でしたので見せしめ職場のベンティングに配属されている事もまったく気にし
ない様子でした。ベンディング縮小の中で彼は車掌業務に配属になり現在に至っています。た
だ彼は反会社側だからと言って国労本部の運動方針一辺倒ではなく自分なりの国労のあるべ
き姿を持茶色貫き通したいた事が印象深い思い出として残っています。
  実は現場で働く段員だけの勤務表を毎月作成していてもう10年近くになります。まさかこん
な展開になるとは思わず、彼に3月の勤務を入力してもらうべくフォーマットを送っもいつもなら
すぐに入力された勤務後が返信されて来るのに今回はどうしたか返信かわ来ないなぁ!なん
て思っていた矢先の訃報に愕然としました。この世では呑み足りないだろうに、天国で好きな
だけ呑んでもらえればと思う次第です。
 下記の画像は生前に残した作品です。彼が撮影した大切な記録ですので一度ご覧ください。

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”脱藩者たち満たされた集通・冬紀行”
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「修行の旅」
1月紀行文