草原から菜の花の峠へ No5





7月14日(水) 昼寝

 宿を出てみたものの薄暗い空をながめつつ、今日の目標をどうす
るか考えるが全く思いつかない。昨日経棚から熱水まで走ってみた
限りヒマワリは咲いておらず、通常2メートルほどに伸びるのだろうが
ツボミはついていてもまだ50センチほどとまるで絵にならない。とりあ
えず菜の花を探しに林西方向に向かうことにし、国道を進む。そうい
えばこの辺の撮影地というと例のSカーブくらいしか思いつかないの
で嗄拉徳斯汰−宇宙地間のロケハンをすることで話しがまとまった。
国道から線路に向かって入れそうなところへ手当たりしだいに入って
みると踏切にぶつかったのでそこから宇宙地方向に歩いてみる。程
なくして汽笛が聞こえる何と踏切のそばが停留所になっていて遅れ
ている東行客レが装飾機QJ6840に引かれてやってきた(5:12)。コブ
の先は良さそうだなと思いながらトボトボと歩くが…。  
 

何ヶ所か良さそうな場
所を発見したので落ち
着きを取り戻し、まだ
未踏の宇宙地站に行
ってみると西行が到着
して東行との交換待ち
を撮影する(6:41)。宇
宙地の街にて朝食を
とるが、なぜかセンさ
んはこの街が好きで
はないそうだ。彼曰く
「あまり綺麗じゃない」
とのことだが私にはよ
く理解ができなかっ
た。                                                               
  ロケハンしておいた二箇所の場所にて西行き(9:06)(9:50)を撮り、峠の天候が回復している
ようなのでそのまま追いかけてゆく。熱水の西側街外れにてクルマを
停めるとすでに西行き1本目が三地を過ぎているところで、2本目は
熱水の橋あたりだ。微妙なタイミングだがもしかすると…。と期待をも
たせドキドキしてきた!1本目は最上段のトンネルを抜け速度が落ち
てゆくなか2本目はカーブから直線に入りスピードが増してくる。両方
の列車をにらみながら立ち位置を少しずつ変えベストポイントに入る
とバシバシとシャッターを切る。同じ方向に走る力行2列車を同じ画面
の中に捉えることができたので、力をこめたVサインで大喜びする。
日頃は峠はもうイイよと言っているのが、この時ばかりはやっぱり峠
じゃないとこれは撮れないからな〜と考え直さざるを得なくなってしま
った。
 結局この2本を○○のひとつ覚えではつまらないのでいつもと違う写真にする工夫をしながら
上店手前のトンネル付近にて撮ったあと経棚站で交換や並びスナップする。昼食は5月に入っ
た経棚のモンゴル人経営の店に入りヨーグルトをつけてパンなどをいただき、もちろん稗酒も
少々補給する。


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草原から菜の花の峠へ No6
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