草原から菜の花の峠へ No4





起抜けにカーテンを引くと薄明かりの中に星が見えている。白旗撮影三日目にしてやっと朝
の晴れに恵まれそうだ。4:30に出発すると白旗站に東行が圧を上げて待機中で小淵沢カーブ
付近とサミットの間で2度撮影する。手持ちなら充分間に合う程度のスピードに皆でなぜか笑っ
てしまう(4:58)。
 モヤがなく透明感があったので昨朝の
場所を俯瞰する丘に登って待つと、西湖
尓清に力行で入ってくる西行を現認する
が、駅を過ぎた頃から煙が無くなりトラッ
クのエンジン音が聞こえ出す。編成後部
には緑色の客車が何両かついているよ
うに見え、列車が近づくとさらに音が大き
くなりトラックではないのが明らかとなる。
日本の感覚では通常新形式乗務の訓練
を行う場合本務機の前に新形式車両を
連結するものだが、この時は別の意味
合いがあったのか次のような編成で登場
した。QJ+FC+DF40582+PC×2+緩
急車でQJは全く煙を上げることなく後部
のDF4が押し上げているだけの状態だった。昨日に続きDLを見てしまいこの区間での蒸機運
転が終焉に近づいているのを実感する(5:30)。




 同じ場所ばかりでは芸が無いので、西湖尓清の駅西側にあるコブに移動して今ツアー最後と
なる西行客レを迎え撃つ。約50分遅れであったがまだ白
煙が出ていてきれいな順光写真をいただくことができた
(7:02)。経棚への移動する時間を考慮してここに9時まで
ねばったが来たのは8:06の東行のみだった。大移動の途
中(西湖尓清−道論郭勒)に西行の煙を現認し適当な丘
に上ってオマケ撮影(9:50)してこのエリアでの撮影は終
了しトップライトの時間帯は移動に充てた。



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草原から菜の花の峠へ No5
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