草原から菜の花の峠へ No3





7月12日(月) のんびりした一日

 昨朝より明るいがやはりモヤが出ているなか5:00電力賓館を出発する。狙いはもちろん西行
客レで、昨日のリベンジにまた同じ場所に行くと力行貨物がやってきて一本儲ける(5:51)。順
調に客レ登場かと思いきや約40分遅れで通過(6:54)して少しでも露出が稼げたからいいか
…。と納得する。西湖尓清寄りの南側の丘に移動し大草原バックの構図にて待つと、蒸機では
ないタイフォンの音が聞こえてきた。東行貨物で前機が緑色のDF4とQJの重連だった(7:53)。
これはなんだろうか?と一瞬答えが出ずに混乱に陥ってしまう。@錫林浩特への列車と本線
の列車を一本にまとめた列車?Aでも白旗机務段配置のDLは黄色と青の塗り分けのはず?
Bてことはついにこの区間(白旗〜好魯庫)でもDL試運転が開始されたのか?とやっと厳しい
現実を目撃してしまい考えがまとまる。力行側でなかったのが救いだった。丘の上は日差しが
強いものの適度な風と低湿度で居心地が良く14時半くらいま
で東行4本西行4本をアングルを変えながら撮影した。周りに
はヤギ・羊が放たれ、うまい具合に点景となる時もあり羊飼
いとも筆談と手振りでコミュニケーションを図る。草原は広くて
雲がかかって暗いところと明るい場所のまだらになりやすい
が、同じ場所からの俯瞰では少しずつ足場をずらし列車を追
いながらフレーミングしてゆくと同じ列車でありながら空主体・
列車中心・ヤギを入れてと全く別物の写真ができあがる。昼
時には近くの民家の人に餃子を作ってもらい冷たいビールで
乾杯し、今ツアーのコンセプト「丘の上でのんびりと」が実現で
きた。 さすがにあきてきたので同区間の線路際
や俯瞰地などをウロウロする。何度か現場に足を運ぶことに
よって見えてくる撮影地もあるものだと改めて痛感した。普段
は気にもとめない風除けの石積み壁なども結構絵になるもの
である。また、今日だけだったかもしれないが9時〜19時まで
のあいだで西湖尓清において5回もの交換があった。毎日平
均すればこれぐらいなのだろうが、これも一区間に張付いて
いなければ分からないことなので知識として記憶しておいた。
日が落ち始めた頃には地平線に雲が多くなり今日は終了か
なと帰り体制をとると列車が来るものだが、来れば撮るのは
当然である。白旗を出た東行がゆっくりとカーブを切ってくる、
本当に遅い!70−200のズームで撮ってから28−70に付け
替えても間に合ったくらいで、走っているうちに雲間から薄日
が差してきて「何ともいえない写真ができたようだぞ」と手応え
を感じた。その足で白旗のすぐ東側にある通称小淵沢カーブ
の内側からシルエットをともくろむが撮れたのはカマでなく人
民の影だった。




今夜は天元大酒店に宿を変える。電力賓館よりグレードは高く白旗では最高級であるらし
い。確かに以前このホテルのレストランで食事をした時各テーブルに一人ずつ服務員が張付
いて世話をやいていた。でもここでは食べずに威勢良く串焼きの煙を出していた屋台の前の店
に入り、屋台から出前の串焼きを取る。定番の香辛料が効いたシシカバブの他羊だったか?
のキン○○をいただく。センさんが沢山食べると大変だよと意味深な警告をするので一人一本
ずつをおいしく食べた

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草原から菜の花の峠へ No4
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