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5月29日No2
このサミット付近にはモンゴル語でハルガナという黄色い花が線路の両脇に群生しており、
煙無しでも充分絵にすることができた。(ハルガナ峠ポイント・勝手に命名)峠の牙拉盖図側は
カーブの切通しで編成写真には向かないかもしれない。さらに数キロ行くとやっと牙拉盖図の
構内が見渡せる場所にでる。ここが東行発車を撮るのに良い場所となる。線路は3本あり給
水ポートとアッシュ捨て場などの全容が望める。站舎に行くにはさらに進むと道路から簡単に
行くことができる。給水はここで行っており桑根達来で給水施設が無かった意味がわかった。
次の駅まではさらに15キロありそろそろ潮時とここで先に行くのはあきらめ、13:02の西行貨物
(貨車1両のみ)を電柱の築堤で撮り、集通線での撮影を終えて桑根達来の街でモンゴル族経
営の店で昼食をとり14:45宣化に向け出発する。
桑根達来エリアの総括をするほど徹底的なロケハンはできなかったが、東側西側両方向とも
24キロの駅間距離がありほぼこの3駅では交換があってネットダイヤになっている(もちろん例
外があるが)。東側の賀日斯台方面へは途中までしか入っておらず断定はできないが、南側
に延々と電柱が立っていると思われ冬場に限っていえば撮影には不向きなのかもしれない。
ハルガナ峠ポイントは小移動で両方向楽しむことができそうで、場合によっては牙拉盖図での
整備時間を利用して西行の追いかけも出来る可能性がある。街にはモンゴル族の学校がある
ほどモンゴル人の比率が高く、規模は好魯庫の10倍以上あり食堂その他の商店も多いので買
物には不便しない。宿泊に関しては温水の出るシャワーを備えたところは一箇所のみ(金沙湾
賓館)である。ガソリンも好魯庫と違いハイオクもあり金杯号用の93ガソリンがある。道路事情
では賀日斯台方面の道は砂利敷きでガタガタがひどくクルマにも人間にもハードで疲れるし当
然時間的余裕をみたほうがよい。交通量は極端に少なく、ロケハンに行った28日夕方は対向
車両1台、29日はトラクター1台だった。反対の牙拉盖図方面の道は前述のように、フラットな
ダートで走りやすいが同じように交通量が少なく両方向とも整備状態の良くないクルマでの乗
入れはやめたほうがよさそうだ。ちなみに路線バスの運行があったそうだが現在は高速道路
路盤?経由となっているとのこと。
張家口の街を大きく迂回する道路で宣化方面に行く途中国鉄京包線が見えたので、休憩も
含め18時から30分ほど撮影する。高原から降りて来ると明らかに空気が違うのに気付く。気温
はもちろんだが湿度も若干上がっているようだ。上り列車は日本のEH500型を大型化したよう
な8K型電気機関車が長大な貨物列車を引いて2本、下りはDF4−4259が引く北京西−大同の
サボをつけた客レ1本とまずまずだった。
宣化に到着(19:20)して北方大酒店に宿泊する。夕食はホテルの個室である。明日の集合
は8時と久々にゆっくりなのでゆっくりと総括会議?を行う。大都市のホテルだけあり美しい模
様の食器にきれいに盛り付けされた料理と白酒で夜は更けていった。
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