緑の散歩道 5月29日 No1





5月29日(土)ハルガナの峠

 訪中前に羊肉さんの掲示板に欧米ファンの書き込み情報として、正譲白旗〜好魯庫間の客
レがDL化されたと伝えられたため、せっかく現地に来ているのだから事実確認が必要だった。
幸い西行は桑根達来発が4:10と今日朝一番の場所に行く途中にすれ違うはずである。しかし
ながらいつまでたっても来ない。遅れか?時刻表の見間違いか?と気をもむが20分程度の遅
れでQJ7138が牽引してきてひとまず誤情報に安心する。

 この客レと交換で東行貨物がくればベストと祈る。北東の空が明るくなり焼けてくる、と、その
時お目当ての煙を現認する。さあ日の出と競争だ、最初から後追いの太陽入りアングルメイン
だったのであまり日が上がってほしくない。いつもは蒸機にゆっくり走ってくれと言っているのに
この時ばかりは「早く走れ〜」と心の中で叫ぶ。勝手なものである。カマ正面アングルはフルか
ら4段落ち、太陽周りは250の5.6だ、間をとって250の2.8から8まで絞りを変えズームを操りさら
にピントもと忙しかったが素晴らしい手応え!。まさに早起きは○○の得のたとえ通りだった。
この場所で理想的に撮れたため後はオマケ状態で東行(5:35)西行(6:17)東行(7:30)と惰性に
てシャッターを切る。実際のところ南側に電柱があったので日が回ってしまいこの時期は日の
出時間のみが勝負である。

煙も薄くなりさっさと切り上げ桑根達来站に戻ると東行が待機していてほど無く西行が進入して
きて構内の東側でどちらもいただく。折返段は高い壁に囲まれて怪しい雰囲気が漂っていたの
で線路が引き込まれている門から見てみると、数本の線路にチキ車がぽつんと置かれ給水ポ
ートは立っていたがレールは錆びていて明らかに使われていなかった。

 桑根達来の駅前から牙拉盖図方面のロケハンに向かう。道路には集通桑査線との表記の
あるキロポストがあり撮影ポイントの把握に役立つと思われるが、すっかりそんなことは忘れて
しまい何ヶ所かのポイントを桑根達来側から説明させていただくが、キロポストの記述は無い
ので悪しからず。なお道路(もちろんダートだがフラットで走りやすい)は線路の南側に沿うよう
に走っていて線路敷設工事用だったのかもしれない。次駅の牙拉盖図までは24キロもあり資
料によると途中に2箇所の乗降場があり、停止位置目標があるので確認できた。相変わらず
電柱が線路の両側に建ち撮影地の探索は困難である。近くに小山があってもそれほど高くな
く、なかなか見つからない。勾配は牙拉盖図に向かって上りの片勾配なので(たぶん)気にしな
かったが何しろ電柱が…。大分進んだところで南側のちょっとした小山がありそこからゆるく左
カーブした築堤を手前に道路と電柱が入るが小俯瞰することができる。バックは緑の少ない原
野で何の施設か分からないが一軒の建造物がある。ここを第一のポイントとしてマークする
(電柱の築堤・勝手に命名)。ここから500メートル程進むと何と勾配が逆になっているのを発
見、思い込みは怖いものだ。(No2へ)


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緑の散歩道 5月29日 No2
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