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老朗線のほぼ中間には鉱山のど真ん中を走る場所があります。
3月17日
ホテルを7時に出発です。今日は楽山の隣街の沙湾という所に沫江煤電と言う電化ナローの
撮影に向かいます。この沫江煤電という鉄道は大まかな情報はあるものの、詳細な情報はい までに不明でとにかく行くしかないと今回訪れることにしました。
運転手は楽山の人なので沙湾の街もよく知っている様で、迷うことなく沫江煤電の始発站で
ある草貝(土辺に貝)站に到着できました。車を降りてまず飛び込んできた光景はアパートの 間に挟まれた狭い構内とそこに停車している"鳥かご"と呼ばれる客車の姿です。腰が抜ける ほどの異様な光景です。いくら中国とは言え、この世にこんな鉄道が現存しているのかと思う ほどの存在です。客車の置くにはELが2両停車していて、その姿を見て、またまた腰を抜かし てしまいました。どうも我々はとんでもないトワイライトゾーンに来てしまったようです。
陳さんはそこらの人にこの鉄道の概要を聞いています。実はこの鉄道は陳さんもノーマーク
だったらしく、今回が初めてとの事でした。
一通り構内で撮影し9:20発の列車を撮影するために線路を歩いて行きます。站を出るとす
ぐに線路は90度カーブしてトンネルに入ります。トンネルは生活道路となっていてひっきりなし に人と出会いますが、照明があるものの、暗いところでは人とすれ違うのも足元が見えないの で苦労します。 ![]() ントをそのまま進むと老朗線で左に向かうと向陽 線です。信号所の女性服務員に聞くと向陽線の 列車がもうすぐ来るとの事。あわてて向陽線の方 向へ向かいます。程なく鳥かご列車がやって来ま した。走っている鳥かご列車の姿もインパクトが 強く、走り去る姿を眼で追いかけていました。 その後は老朗線を撮影しながら終点まで往復 歩いてみました。老朗線は全線でも3キロ程度な ので往復してもそれほど苦になりませんでした。 しかし短い距離ながらも炭鉱の中や渓谷沿い、 更には住宅地の中を走ったりしていてロケーショ ンが豊富なようです。しいて言えば午前より午後の方が撮りやすそうでした。
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