芭石鉄路・沫江煤電 撮影紀 09,03,16 
No1



通学途中の小学生達。10年も経つと彼女たちも大久保とか黄金町で逢えるかも知れません…笑  

3月16日
 5:50に起床し身支度をします。起きて
まずする事は天気の確認です。空を見上
げるとプラネタリュームと同じくらいの星の
数です。今日も一日天気はよさそうです。
 今日はまず1次に乗って終点に黄村井
站まで行くことにします。特にTさんは初め
て乗る区間だけに興味津々の様です。蜜
蜂岩站を出た時点では真っ暗でしたが焦
貝(正式な中国漢字では土辺に貝)站あ
たりで何とか明るくなり外の景色もわかる
ようになりました。芭溝站周辺は少し菜の
花がある程度で車窓から見ていて黄井村
站で降りても意味がないと判断し、陳さん
にお願いしてTさんは予定通り黄井村站で
降りて徒歩でロケハンし、私だけは折り返して仙人脚站で降りることにしました。
 2次として発車して芭溝站・焦貝站と沢山の旅客を乗せていきます。あの騒々しい中国語が
飛び交う光景に中国に居るんだなぁ!と実感する瞬間です。仙人脚站で下車すると交換で居
るはずの下り臨貨が停車していません。ウヤかあるいは遅れているのか?とにかく蜜蜂岩方
向へ歩いていきます。途中、何人もの登校途中の小学生と一緒になります。みんな線路を歩
いて登校するようです。日本だったら線路を歩いて小学校に登校するなんて言ったら大問題に
なるのでしょうが、そこは中国です。線路沿いの大人たちも登校途中の子供たちを声を掛けて
暖かく見守っているのがわかります。物は豊富ではないかもしれないけど、この子達のほうが
日本の子供より幸せかもしれないなぁ?なんて考えてしまいました。
 菜子貝(土辺に貝)站あたりに来ると歯切れの良いブラスト音が聞こえてきました。どうやら下
り臨貨が来たようです。適当なところで撮影しましたが、程よい斜光線で撮れてまずは満足で
す。

 
 菜子貝の丘の上では展望が良く、降りる気がしません。 上り臨貨レ  

臨貨撮影後は菜子貝站の仙人脚側に丘があるのを見つけ登ってみると周囲が見渡せ、ここで
しばらく撮影することにします。
まずは当分列車が来ないだろうと、黄井村站で別行動する最に空腹になったらと陳さんが渡し
てくれたクッキーと朝、宿を出る間際にポットに入れてきた熱いお茶で空腹を満たします。眼下
には田を掘り起こす農家の人や、やっと出来た道にトラックを入れて木材を運び出す人などが
見えて飽きることはありません。そんな事をしていると遠くに汽笛が聞こえました。どうやら臨貨
が戻って来たようです。三脚にカメラをセットして待ちます。程なく峠を越えて火床を整理して黒
煙を少し吐くC2の姿が見えました。
 臨貨撮影後は1時間くらい間合いがあり下り3次がやって来ましたがその間、天気も、気温も
良く見晴らしの良い丘に居るので待ち時間も苦にならなく、幸せな気分になっていました。
 3次撮影後は移動も考えましたが見晴らしもよく居心地が良いので4次まで撮影を続けまし
た。


トップへ
戻る



芭石鉄路・沫江煤電 撮影紀 09,03,16 No2
芭石鉄路・沫江煤電 撮影紀 09,03,16 No2