芭石鉄路・沫江煤電 撮影紀 09,03,15 
No2



09,03.15 蜜蜂岩 7次    

 チャーハンを作ってもらっている間に上り臨客が隣站の仙人
脚站を出たようで、場内進路開通を示す旗が立てられました。
上り列車は蜜蜂岩站からカマが前向きとなるので撮らない訳に
は行きません。それではとチャーハンが出来る前に撮影に向
かいます。撮影場所を見つけてカメラをセットしていると後ろか
ら汽笛が聞こえてきます。"しまった!臨客に気を取られて5次
の事をすっかり忘れていたぁ!"と口にしても後の祭りです。今
回の撮影では5次で撮りたい撮影地があったので計画したの
にメインの列車を撮り逃すことになってしまいました。まぁ、仕方
なく上り臨客を撮影し、蜜蜂岩站に戻る途中に5次が蜜蜂岩站
を出発するのを対岸から見てなんとも悔しい気分になりました。
 蜜蜂岩站に戻るとちょうどチャーハンとキャベツと卵のスープ
が出来上がっていました。すでに5キロ程度歩いた後なのでビ
ールが美味しく感じたのは当然の結果です。
 
09,03,15 蜜蜂岩 上り臨客   

 昼食後はすこし眠気も襲い、マッタリしていると2本目の臨客の場内進路が構成されたようで
す。少し足取りは重いのですが、ビールを飲みに来たのではなく、撮影に来たのでカメラバック
を背負い出撃です。
 蜜蜂岩から1キロくらい離れた菜の花が満開のカーブで撮る事にします。すでに15時を過ぎ
ていて山影が出ていましたが何とかギリギリに撮影が出来ました。撮影後は定期客レの6次が
すぐ来るので、近くの比較的開けた場所で撮影後、蜜蜂岩の宿に戻りベットで昼寝と洒落込み
ました。犬の鳴き声と線路を挟んで反対側の商店で繰り広げられる博打に興ずる村人の声以
外は聞こえない環境でしばし疲れを取ることが出来ました。
 9次は蜜蜂岩站を18時過ぎの発車ですが中国でも西に位置する成都ですので18時でも太
陽の光は有り、場所さえ選べば撮影可能です。7次は山の切れ目を見つけ撮影することが出
来ました。さすがに7次を撮影した後、太陽は落ち撮影終了と思いきや宿の主人が"みんな帰
りの列車8次も撮ってから夕飯にしている。"との事なのでそれでは我々も撮影しましょうと時間
までシャワーで一日の汗を流します。かつて芭溝でもそうだった様に、トイレの中にシャワーが
あり、ちょっと抵抗感もありますが、一日歩いた体ですので汗を流すだけで疲れが取れる気分
です。
 出発前にメールでTさんらに洗面道具一式とパジャマに代わるものは必携ですとアドバイスし
たにもかかわらずTさんは石鹸・シャンプーを持ってこなかったとの事。まずシャワー室にはそ
れらはないだろうと思い、私は予備で持っていた石鹸をひとつ渡すとTさんはシャワー室に向か
いました。しばらくして帰ってきたTさんは少し興奮状態で"シャワー室には石鹸とシャンプーが
完備でさらに炊飯器も完備している
"帰って来ました。シャワー室に石
鹸とシャンプーは理解できるけど、"
炊飯器完備とはどう言うことだろ
う?"と思い、自分もシャワー室に
行ってみるとなるほど納得!コンセ
ントが宿に少ないものだからシャワ
ー室のコンセントを使ってご飯を炊
いている様子です。しかしシャワー
を浴びるとどうしてもシャワーの雫
が炊飯器に掛かってしまいます。
我々の垢の混じったシャワーの雫
は良い出汁が出るかもしれません
が、感電の危険もあるわけでびくび
くしながらシャワーを浴びました。
 シャワーを浴びて一服していると遠くから汽笛が聞こえてきます。薄明るい条件下で撮影に
向かいました。
 8次撮影後はいよいよ夕飯です。ただ中国でも屈指の田舎の蜜蜂岩での食事ですので、豪
華な食事を求めるのは不可能です。本当に簡単な料理とビールで今日の成果を祝います。夕
食後は部屋にテレビがあるでもなく、一日歩き続けた疲れもあり、あっという間に寝付くことが
出来ました。

左上:すっかり暗くなった蜜蜂岩站を発車する8次 Cano50D ASA1600にて撮影


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芭石鉄路・沫江煤電 撮影紀 09,03,16 No1
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