夢をありがとう 05,01,14



 親切心なのか、それとも裏があるのか盛んにキャブに乗れと誘ってくるが、はたしてその言葉をどうとるか?悩んで
いる間に入換が始まってしまった。                           05,01,14 馬家湾站     

1月14日(金)
06:15起床06:45出発。李さんのホームベースである赤峰なので李さんにお任せで元宝山
へと向かう。途中、包頭の美味しい店を知っていると言うので、テイクアウトしてもらう。
約1時間弱で元宝山西站に到着したものの好天続きだった空が今日は少し悪いようだ。8時を
廻っても露出がまったく無く、撮影意欲が沸かない。こうなると何処で時間を潰すか頭を悩ま
す。たしかここの近くに露天掘りがあり、カマが動いていることを思い出した。李さんに「この近
くに露天掘りがあったよねぇ?」と聞くと「平庄でしょ?」と即答!「そう、そこに行きたい!」と言
うことでバスは走り始めた。途中、馬家湾站で建設が入換をしているのを見つけ、バスを止め
とりあえず覗きに行く。機関士は金欲しさだろうか、盛んにキャブに乗れと誘うが、我々だって
学習機能があるので、みんな断る。機廻しが終了したので専用線へ出発と予想して先回りする
と、予想的中ですぐさま建設が素晴らしい煙で出発して行った。
その後は再び平庄に向かう。約45分で露天掘り現場に到着。あたりはいたるところに線路が
引かれていて、非常に怪しい雰囲気だが、天気が悪いので撮ろうと言う気にはならない。露天
掘りを覘いてその雄大さに改めて感動する。


平庄の東ドイツ製のELの外観とキャブ内部(すべてコンパクトデジカメで撮影)    

あたりは縦横無尽に専用線があり、たまたま横に東ドイツ製の凸型電機が停車したので形式
写真でもとカメラを持ち出し取り出すと、我々のバスの運転手がキャブから顔を出し「小姐!」
とニコニコ顔で大声で叫び始めた。運転手はほんの数分で、機関士と仲良くなり、キャブに乗り
こんだようだ。時折、中国人のよく言うとフレンドリー度、悪く言うとずうずうしさを感じる事があ
るが、今運転手はその最たるもののようだ。しかしそのおかげで我々は予想もしなかった電機
のキャブ見学が出来たので、まあ感謝しなくてはならないだろう。
その後は、まだまだある怪しいポイントを散策し、また元宝山に戻ることとした。私は長旅のせ
いか、バスの中で深い眠りに入っていたら、青年部長の「段長!カマが居ますよ。」の声で飛び
起きた。朝方撮った馬家湾站でまさに建設型が出発するところだった。寝起きの白煙直登です
っかり眼が覚めた。
撮影後は青年部長お勧めの西駅裏の食堂に向かう。そこで軽く食事をして14:30発の混合
列車を撮るため13:40頃店を出た。西駅構内外れにバスを停め、構内をスナップしていると
混合列車が突然発車していってしまった。14:30と思い込んでいた混合は14:10に変更され
ていたのだ。それが更に何かの都合で14:00には出発してしまい、結局全員まともな写真を
撮れなかった。
混合列車発車後は仕方なく、今夜の宿となる承徳へ向かう。15:00ちょうどに赤峰通過。承
徳到着が18時過ぎで、途中凍結した道路ではさすがのベテラン運転手も顔をこわばらせて運
転していたのが印象的だった。


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夢をありがとう 05,01,15
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