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C2は好みじぁないと言っておきながら、結構ご満悦の装飾閣下!
![]() ーのレールがあるがどうみてもサビサビで運転して いるとは思えない。賓館の玄関側に回ると例のア ーチ橋が見えたのでエンジンを暖めている間近くま で様子を見に行く、やはりだめだ…。7:35賓館を出 発し机務段のある市街地へと向かう、センさんは一 度行った場所は大抵覚えているのは感心する。自 分で運転していないせいもあるが、細い路地までは 忘れてしまうものだが。ナベトロ貨車の編成が1編 成と脱線して放置してある貨車などが見えてきて怪 しい雰囲気がプンプンとするがカマは見えない。近 くの門の前に何人かがたむろしていて、皆鉄路の 労働者だという。カマはどこかきくとニコニコと手招 きして案内してくれた彼らは、1週間前から鉄路の仕事がないのでレンガを扱う仕事を手伝っ ているという。今月に入ってから発生した新密炭鉱での事故のためレンガを焼く石炭を産出す るヤマが安全確認中のため、来週くらいまでこの状態らしい。C2形は2両いて両方とも整備状 況は良くもちろん火は入っていないが近くでカマを眺められるのはうれしいものだ。今回のメイ ン路線のひとつだったので痛かったがやむなく栄陽(当て字Xing-Yang)をあとにする。 ![]() 簡単に朝飯を食べて上街I.Cまでの途中に煙を現認して近寄ってみると綺麗なSY1693だった。
国鉄上街站に隣接するアルミ工場のタンク車の入換を活発に行っていた。低い太陽にギラギ
ラと光るボイラーが印象的だ。機関士によれば他にも何両もいるとのことだが、その姿は見え
ず変わりにオレンジ色のDLを発見する。きっと工場内部で使用されているのだろう。
![]() れたなか快適なドライブだ。沿線は発電所 が実に多い、きっと人知れず蒸機が使わ れているのだろう。なぜ観音堂に行く気に なったかというと、どかのBBSに標準軌の 蒸機がいるという人民のはなしがあったた めだ。今回の旅では一番西側にあたり順 番に東側へ移動しながら撮影してゆく作 戦だ。国鉄站で聞き込みをするが数年前 にDL化したそうでここも空振りだ。 ![]() 次なる撮影地英豪へ向かう途中から急に風が吹きだして暗くなり嫌な予感がする。これは雪 が降る前の天気のようだなと思いつつ英豪へ到着する。大きな賓館はないが旅社程度はある 規模の町である。線路の延長は8キロ程度らしいのであちこちポイントに連れていってもらうが いかんせん暗い!。積み込み駅から2両のトロを引いて出ようとしていたので、近くの丘にてし ばらく待つも来ないのでおかしいなと思っていると集積駅向陽から単機がやって来たので重連 かと期待を持たせる。しかし単なる故障だったのか先ほどの単機はそのまま向陽まで戻って ゆき、すぐ続行で貨物がきたので考えようによっては2度楽しめたのかなと納得する。
向陽に着いた2両の貨車は留置されていた2両とともにあわただしく取り降ろし駅に向かう。こ
こでの入換時間は短くあらかじめトンネルの上などのポイントをロケハンしたうえで迅速に行動 しなければ、積み込み〜集配駅間と集配〜取り降ろし駅間での撮影は難しい。但し列車自体 の速度は遅いので煙度外視ならなんとかなる。我々はこのことを知らずに余裕をくれていて、 入換をしていると思って見ていたらそのまま本線を走り去ってしまったのである。いよいよ雪が 降りだし強くなってきた。 ![]() つことにした。ここではすでに知られているよ うに折り返し場所にはすべて三角線が設置 されているためテンダーファーストに困惑す る事は無いので助かる。踏切で林を抜けてく るC2を撮ってから次のポイントまで飛ばせば もう1回、さらに途中の本線上で蒸気を溜め るため15分程度停車するのでもう1度は撮れ ることになる。今回は荷が4両と軽かったた めか蒸気溜めは行わず停車が無かったよう であっけなくこれにて本日の撮影はおしまい となった。
英豪鉄路の取り卸駅
英豪には適当な宿がないので縄池(当て字・Mianchi)に移動し夕食をとり、バスタブ付暖房完
璧の縄池賓館の3階に宿泊する。前日の夕食は移動時間が気になり白酒も飲まず、暖房も効
かない部屋だったのでまさに天国状態で眠りについたのだったが…。
焼け出された縄池賓館 撮影時間は1時46分 ちょっとブレてます
![]() うせ近くの部屋で入れなくなくなったヤツがいるんだ ろうと思っていると、師匠がマジな声で「火事だっ て、直ぐ避難しろってよ!」と起こしてくれた。眠い 目をこすりながら時間を見ると1:30である。着替え をしているとセンさんとムンフさん、無線を持ったガ ードマンが部屋に入ってくると煙がどっと入ってきて ただ事ではないと再認識した。部屋の窓を開け換 気をすると少し落ち着きを取り戻すがさらに支度を 急ぎ煙の漂う階段を降り賓館裏の駐車場に集合す ると師匠がいない!。ガードマンがわざわざ火元方 向に手を引っ張って案内したようでロビー前に居た そうだ。何はともあれ全員無事で何よりだった、火 元はKTVと呼ばれるクラブでカラオケなどを楽しむ施設であったらしいが被害者がでたのかど うかははっきりしていない。中国で初めて消防車の出動を見ることになる貴重な体験をさせて もらったわけだが、焼け出された4人は3軒のホテルを回り1時間後には次のホテルにいて再び 眠りにつくことができた。 回を重ねた訪中でも今夜以上の経験は無いように望みたいものであ る。ちなみに荷物はきれいに整理してあったので着替え時間だけで済んだのが良かったかもし れない。「常に準備せよ」レーニン談。ちょっと違うかな…(笑)。
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