”脱藩者たち満たされた集通・冬紀行”No7





1月17日(土)撮影最終日
 今日は最初から朝の東行客レ狙いで、大板東側の開けたカーブでやろうと決めていたので
行動は素早い。夜明け前に現場へ行く途中西行とすれ違う。ということは大板交換が有るの
か?。予想通り日の出前に東行が来たのでビデオで迎え撃つ、最初と最後に三日月を写し込
みうまくまとまった。朝飯は店に寄らずに来た為か気温−15度程度であったが寒く感じる。や
はり朝は暖かい食事をとったほうが良さそうだ。

 撮影現場に到着しセッティングを終え大板站方向に何度も煙が上がるが、なかなか来ない。
やがて客レの発車時間に西行が下り込みといえない盛大な煙で通過して行く。国内鉄だったら
「爆煙」とか言っているのではないかというぐらいだった。朝のギラギラ光線が終わり面白みが
失せた頃約40分の遅れで「ごく普通の煙」で走り去って行った。余談だが春節の輸送力増強で
あろうか客車が通常8両のところ9〜10両編成となっていた。また大板構内には多数の客車
(おおむね30両程度)が留置されていて、臨時列車への対応が可能なのであろう。

 いよいよ最後の撮影エリアに突入だ。予定では大板を9時10時11時発の西行があるので
林西方向に進みつつ重連を撮影して行く。まずは大板−平頂廟の国道オーバークロスで、す
ぐさま追撃して同区間の長いコンクリート橋を横からいただく。どちらもお手軽ポイントで今一
つ?次の列車は国道から脇道を適当に入ったところ、意外にもあたりの場所に出た。長い築
堤を少し見下ろす丘でいい感じだったが強風に煙が倒れ撃沈した。機会があればもう一度や
ってもいい場所だ。3本目はどうするかと国道沿いの温都和碩站に寄って腕木信号を入れて
撮ろうとするが、引きが無くまとまらないため、西側の遠方信号が見える築堤を見上げるアン
グルにて青空バックで白煙を抜いて全撮影を終了した。

 林西にて昼食をとり13時50分発途中土城子を経由良い道路を赤峰に向かい、センさんの
友人と車の修理(ラジエタ−関係)工場に行ったりして(1600〜1630)承徳には20時頃到着し
た。



1月18日(日)センさんありがとう
 昨夜は食堂の隣がCDショップだったので、料理ができるまでめぼしいものはないかと物色し
ていた。ケ麗君(テレサ・テン)のベスト版CD(2枚組)と50年代・60年代の古い歌曲集VCD
(2枚組)計3点を買ったところ90元だという。だいぶ高いなと思ったが、承徳は観光地だしま
っ、こんなもんかなとしかたなく納得。田舎で買うと大体半額くらいなので皆さんも承徳での買
物は気を付けられたい。町外れの場末でもこうなので町全体の物価が高いのかもしれないが
…。これをみていた他のメンバーはあっと言う間に道路向かい側の玩具屋兼スーパーに入り
土産ものをあさる。安くて良いものが手に入ったと喜ぶメンバーもいたので、それでOKでしょ
う。

 朝は久しぶりにゆっくりホテル(会龍大厦)をでて承徳站そばの麺屋に入る。例によって手打
ちであるが通常早くできると思っていたがここは違っていた。要するにできるまでの間に何か他
のツマミを取って白酒やビールを飲めということらしい。何だかんだで1時間くらいかかってしま
い承徳を出たのは9時になっていた。

 途中の峠では前前日降った雪で事故が多発しておりゆっくり進む。ランクルやパジェロそして
なぜかパサートなどは怖いもの知らずで飛んで行く。大きな街の蜜雲を過ぎると雪もなくなり交
通量は増えたが広い道路を快調に空港へと向かう。空港の手前に手ごろな店があれば昼飯
でもと考えていたが、なかなか見つからずチェックインには少し早かったが、
模範ドライバーいや献身的鉄ガイドのセンさんに握手する「本当にありがとう」「またよろしくね」
「クルマ大事にしてね」などなど。感謝の気持ちを込めて別れの挨拶を交わした。

長々とした駄文を最後までお読みいただきましてありがとうございました。


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”脱藩者たち満たされた集通・冬紀行”No8
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