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途中退避で停車した駅では出迎えの馬車が到着していました。最初はヤラセと思ったくらいです。
【フォトラン行程】
![]() いて説明させていただくと、 このフォトランはウクライナ のDzhereio社が所有する 蒸機と客車をウクライナの国 鉄線上の風光明媚な線区に 走らせ撮影をさせるという企 画で列車は昼間に一日8回 程度を目安にフォトランをし て、夜は主要駅の側線に入 って停車して夜を明かしま す。一日だけ機関区でのバ ルブ撮影がある日もありまし たが、ほとんどの夜はディナ ーを済ませて、そのまま就寝 というパターンでした。
今回のフォトランで一番の気に入ったカット。これくらい晴れていれば文句はなかったのですが…
フォトランは駅の発車を撮らせて、停車し乗客を乗せると言うパターンが多かったものの、い
くつかの駅間では景色の良いところではそこに停めて、乗客を降ろしてから退行して撮影をす るという形態でのフォトランもありました。日本では国土交通省の許可がなかなか降りないため 撮影のために本線での退行は出来ませんが、国が変われば"そんなの関係ない!"とばかり に撮影のため退行は当たり前。驚いたのは閉塞中間駅に停車して、(当初の予定には無かっ た)DL補機を切り離してフォトランしていましたが、ふと思えばこんなことしたら、一閉塞に2列 車が居る事になるんだけど、大丈夫なの?と首を傾げてしまいました。
【撮影地】
![]() ます。今回の撮影ではすべてDzhereio社 まかせで、お手並み拝見と言ったところでし たが、さすが良くここを設定してくれたと思う 撮影地はごく限られ、ほとんどがどうでも良 い駅発車の写真ばかりでがっかりしてしま いました。特に後半はどうでも良い駅発車 ばかりで"おっ、ここは良いぞ!"と思う撮影 地は通過という砂を噛む思いで通過してい く場面がいくつか見受けられました。今回の 経験から私たちはこんな企画には乗らない ほうが懸命だと言うことを嫌というほど思い 知らされました。特に最終日に給水をした 駅を出たチャーター列車が峠越えのため蒸 気4台+DLで全力で上る場面で特大築堤の大Sカーブを俯瞰できる場所がありながら、フォト ランしなかった(出来ないのであれば先回りの手段を講じるべき)事に失望を感じ、今回の旅 行参加は失敗だったと思った瞬間でした。
【車内の事】
![]() すために3両もの食堂車と1両のバーを連結して います。食事は例外をもありましたが原則3食共 車内で出される料理を食べます。もちろんアルコ ールもありますが、地元の物価の数倍以上の値段 のため(ビールが地元の商店で50円〜80円で売 られているのに食堂車では450円程度の価格と なっていました。)、停車時間に駅前でビール・ワイ ン・ウォッカ等を買い込みするようになりました。 寝台車は4人用のコンパートメントの2人使用と なります。暖房は石炭を炊いてまかなっています。 給湯設備もあり、朝だけは熱いお湯がもらえます。 車内は北海道の持ち家の中のようで25℃程度に なっておりTシャツでまったく寒さを感じませんでした。
事前の説明では列車内にはシャワー・冷蔵庫完備とインホメーションされているものの、実際
には主に従業員用のシャワー室がひとつあるだけで、それも原則はお客には使わせないと言 うことでビックリしてしまいました。 ![]() のため車外へ垂れ流しのトイレは使用で きないために、車内のトイレにおまるを持 ち込んで、そこで済ませました。今回のO 谷連隊長ツアーではご夫婦連れが2組。 お嬢様をお連れの方がひと組いらしたの ですが、女性陣は意外にも苦情も出さず にトイレなど使われていいて、使い始めれ ば抵抗はないのですが、かえって私のほ うが使うまでに勇気がいりました。
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