
最後の集通鉄路公司を訪ねて 10月21日

今回最高のカット。山影、ライティング、煙全て申し分なし。最高!
まずお断りしておくがページが10月19日から21日に飛んでいる。これはミスではなく20日
が天候に恵まれず、終日曇り空だったためにまともな写真を撮っていない(正確に言うとlリバ
ーサルでは全く撮っていない)のであえて割愛させていただいたためである。
さて、前日のうっとうしいドヨーンとして曇り空が嘘のように晴れ上がった朝、気温も今までで
一番低いようだ。今日は期待が持てる。
前日は大板机務段でバルブ撮影がしたいというリクエストがあり、大板泊となり、当然今日は
大板からのスタートである。
大道を東に向かい、空がゆっくり白みかけた頃、査干哈達に到着。站の西行場内信号機は
進行現示となっている。いゃ「カーブ鉄橋でシルエットが撮れる!」と思いきや、DLが通過。こう
なると次の列車まで時間が開き、ベストライティングでは撮れないかと思っていると、大道から
遠くに白い煙が出ているのをセンさんが見つけた。どうやらゆっくり煙はこちらに向かっている
ようである。「続行でカマが来ている!Sカーブに急げ!」そう叫ぶと同時に金杯のスピードは
上がり、ダートも何のその査干哈達−達日其嗄のSカーブに到着。飛び出すように車を降りた
ときは、煙がすぐそこまで来ていた。センさんだから間に合ったので、他の運転手じぁ撮れなか
ったと思わせる神業で、今回最高のカットを頂く。
その後は19日に失敗した達日其嗄のアウトカーブに向かう。前回は貨車の長さを誤認してし
まいフレームアウトしてしまったので、今回は短めのレンズで安全策を取る。程なく44104次
がDF9518牽引の33521次こ交換で達日其嗄発車。今回は納得の行く手応え。
いよいよ、最終日のラストカットが近づいてきた。
 一旦、林東のカーブ鉄橋に
行ったものの、今日も線閉に
あい、あえなく退散。西に戻っ
て古魯満汗で33507次を狙
う。踏切小屋の住人に立って
もらい、何とか雰囲気の良い
写真となった。その後は大板
付近で狙ったものの大板站発
16:40発の33509次を大板
の東側の撮影ポイントで狙う
が、出発時刻をどんどん下げ
られ、結局やってきたのはとっ
ぷり陽が暮れた18時頃であ
った。
今日は赤峰に泊まり、明日早
朝に赤峰を出発し、承徳−密
雲−北京の予定であり、赤峰
に移動。赤峰には20時過ぎに到着。食事をしてからホテルに入り、爆睡。足掛け9年に及ぶ
集通鉄路公司の蒸機撮影の幕がこの日降りた。
上:これが集通最後のカットとなった。もう二度とこの地を踏むこともないでしょう。古魯満汗

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