
鉄法クリスマスツアー 12月25日
後部座席では酔ったオヤジ達が綺麗な空中小姐をからかってていた。
12月26日(日)
6時に不意を付くように目覚時計が鳴る。どうやら同室の湘南チサ区様の目覚ましらしい。
「どうしてこんな時間に鳴るの?」と聞くと、どうやら出発時刻まで蒸気機関車陳列館に行くとい
う。それも自助努力で行くらしい。まぁ、集合時刻まで戻ってくれれば没有問題なのだが…
しかし隣の部屋は物音ひとつしない。きっと"起きれないのだろう"と、湘南チサ区様はまた寝
てしまった。その後隣の部屋の3人は8時頃から起きだし、結局は陳列館に向かったようだっ
た。
 で、私と早起き出来なかった湘南チサ
区様は9時頃から起きだして、バイキ
ングの朝食を済ました後(バイキング
全体はまあまあだったけど、味噌汁だ
けは最悪だった)、瀋陽の站舎を撮り
に飯店の外に出る。何とか列車も撮り
たいので跨線橋がないかと探すが、ど
うにも見当たらない。職員通路から站
構内へ突入を試みるものの、何処で見
ていたのか公安が出てきて逢えなく排
除に合う。まぁ当初の目的である站舎
は撮れたので満足して飯店に戻る。
飯店ではJTBのツアーガイドが11:30に迎えに来てくれていた。他の旅行者(といっても我々
以外は中国妻を貰った日本人とその妻の里帰りだったので、純粋な旅行者は我々だけ)と一
緒に瀋陽空港へ
帰りの便は搭乗率80パーセントくらいで、座席もかなり余裕があった。我々の座席を担当し
た中国人空中小姐の王さんはとても綺麗で、そして愛想が良い。頼べばどんどん酒を持ってき
てくれるので、我々の座席は居酒屋状態となり、最後には王さんを捕まえて、皆で質問攻撃が
始まる。まぁ一番後ろの座席で他人には迷惑がかかっていないので、他人には迷惑が掛かっ
ていないのでそれは良いのだが…そして酒の足りなくなった青抑解様は何を血迷ったか、機内
販売のバーボンを買い求め、おもむろに封を開け、呑み始めてしまったのだ。これには他4名
は唖然!しかし「呑まないのか?」の声に、「はい!呑みます」と言って、また宴会が始まってい
た。
 NH926便は後部の酒乱乗客を知って
か、知らずか?(無視されていると言う表
現が適切か?)順調に飛行を続け、定刻
より少し早く17:20頃に成田空港に着
陸。その後はあれよ、あれよと全てが順調
に進み、荷物受け取りも既にターテーブル
が廻っていて、待つことなく、税関を潜り抜
け到着ロビーに出てみれば17:55。
18:02久里浜行に乗れると湘南チサ
区様と走り出す。青翼解様・蒙A様・リーベ
ン車両K氏はなんと「酒を買う暇がないの
で18:17のNEXに乗る」と言う。我々の乗
った久里浜行が酒々井を過ぎたあたりに
青抑解様より湘南チサ区様へメールが入
り「東京でリーベン車両K氏が新幹線に乗
るまで時間が空くので、ゆっくり呑みましょ
う!」とメールが入る。すかさず、お断りの
メールをすると程なくまた青抑解様よりメー
ルがあり「これは業務命令です。指示に従
ってください」との事。苦笑いする湘南チサ
区様諦め顔だったので、「好きにすれ
ば!」と言う。「じぁ、ホームで拉致されたら
諦めます」との事だったので、固唾を呑ん
で東京に着くとホームには工作員は誰も
居ないので、そのまま無視して乗り続ける
事ことにした。ドアが閉まったときの湘南チサ区様の安堵した顔が印象的だった。
とにかく短くとも呑み・鉄に徹し充実した"男5人で過ごす 瀋陽クリスマスツアー"は今回限りと
はせず、また行こうネ!と意思統一して終わろうとしていた。

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