金杯号と4千キロ・中国西部蒸機開拓の旅
03,09,22 徳令哈−敦煌−嘉峪関 No2

03,09,22 二道溝
どれ位走っただろうか、国鉄蘭新線が見えた。ここで列車でも来ればと思っていると、はるか
彼方にDF4を現認!直ちにセンさんに後戻りしてもらい、オーバークロスで美味しく頂く。いくら
移動日と諦めていても1本撮ると撮らないでは精神的にだいぶ違う。なんとなく安定して、車内
がだいぶ和んでいた。後で総書記閣下が調べたら蘭新線二道溝付近だったとの事。
金杯号はその後もひたすら、東へ、途中東風の排煙を蒸機の煙と勘違いするハプニングや、
その列車を先回りして撮ろうとカメラをセットすると目の前の駅で停まってしまい撮影できない
出来事はあったもの、夕暮れには嘉峪関の市街の明かりが見えることが出来た。そして国道
が国鉄線を乗り越える場所で信じられない光景が合った。それはチャリに乗った地元鉄が東
風を撮っているのだ。すぐさま金杯号を停めて、センさんが話しかけいろいろ情報を得る事に。
この鉄チャンは鉄ではなく、夕焼けを撮っていたとの事、しかし鉄道には興味があり、嘉峪関
付近の蒸機の様子を把握している様子だった。そして真っ暗になった頃、緑化駅に到着。以
前、ここでセンさんが蒸機を現認しているので、ここに来れば何か情報が得られるとのことであ
った。その結果は期待していた嘉鏡線には蒸機はないものの、緑化駅に隣接している鉄鋼工
場に蒸機が居て、この駅まで顔を出すとのこと。
まぁ今回の旅行のメインだった嘉鏡線がなくなっていたことは残念だが、全く蒸機が無くなって
いた訳でもないので、気を取り直してホテルへと向かう。そして、そのホテルが偶然にもその蒸
機が残っていると言う泉酒鉄鋼公司の直営ホテルで、何か因縁めいたものを感じずにはいら
れなかった。
 
夕食は夜もふけたので、ホテル近くの
屋台村でシシカバブ−とうどん、そして
今日一日、800キロ以上の距離を安
全に運転してくれたセンさんに感謝し
明日からの健闘を祈り、生温いビール
で乾杯!!
センさんと羊肉さんが大好きなシシカバブーとあきらかに怪しい肉屋(食べれる物は全て並んでいる様であった)
携帯F505iにて撮影

|