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駅の中はどこもこんな感じ。 裸電球が泣かせる。 室内はオンドルのおかげで極めて快
適。閉塞器の中に玉ではなくて棒が沢山入っている。 ![]() ![]()
DT200A(段長)より
この通票はウエブ&トンプソン式閉塞機と言い1878年イギリスで考案されたもっとも原始的な閉塞機で、中の玉を
そのまま渡す所もあれば、どう入れるのかは知らないがキャリアに入れて乗務員に手渡すところもある。
この閉塞機は続行運転が可能となってしまう(玉が出てしまう)ので日本ではあまり普及せず、僅かに峠−板谷間
で使用した実績がある。これは同区間で補機の走行開放が計画段階で検討されたためと推測される。
補機の走行開放区間では日本で普及したタブレットでは閉塞区間に2個列車が存在してしまうためにシステム的
にも無理がある。その点ウエブ&トムソン式閉塞機だと玉はいくつでも出るが、その玉が閉塞区間のどちらかの駅に 全て収容されない限り、次の列車が出発出来ないため、補機の走行開放区間での閉塞に適している。ウエブ&トン プソン式閉塞機の原型は3つまで玉が出たらしいが、中国の本線上の走行開放区間に設置されているウエブ&トン プソン式閉塞機は保安上、本務機と後部補機用の2つしか玉が出ないように改造していると思われる。一方、林鉄な どは正面衝突さえ避けられれば続行運転は保安上はさほど問題がないため、いくつでも玉が出るようになっていると 思われる。それらの理由により写真の様に玉の数が多いと推測される。なお、続行運転する場合は先行列車があり この玉はふたつ目、あるいは三つ目(自己列車の前に先行列車がある)である旨を乗務員に通告する事が義務付け られている。
このへんは安泰課長が大変詳しいはず。(参考文献RF413)
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